上手にスイッチを入れ替えながら、目の前の事に取り組む
Q1. 消防士になったきっかけは?
A1. 中学生のときに、救急隊で活躍する女性消防士の姿を見て「ただただ、かっこいい!」と感じたのがきっかけです。その印象がずっと残っていて、進路を考えたときに救急救命士を目指しました。
Q2. 現在の勤務形態は?
A2. 消防本部の消防課に所属していて、救急出動についての調査や書類提出、訓練・研修の準備や計画を担当しています。
以前は、救急車に4年、消防車に1年乗っていました。産休・育休を経て今年の5月に職場復帰し、現在は8:30~15:15までの日勤・時短勤務で働いています。
Q3. 現場で印象的だった経験について教えてください。
A3.大雨で浸水した地域で、孤立した方を救助した現場です。車両が入れず、棒で道を確認しながら歩いて向かいました。
Q4. 現場で心がけていることは?
A4. 「大丈夫ですよ、落ち着いてください」と声をかけることを心掛けています。あとは出動する直前に一旦、自分の中で「フーッ」と気持ちを置くようにしています。仕事もプライベートも引きずらず、切り替えを大事にしながら目の前のことに取り組んでいます。
女性の活躍を広めたい
Q1. 職場の雰囲気はどうですか?
A1. 実習のときから「ここならやっていける」と思えるほど、みんな優しくて話しやすい職場です。報連相を大事にしていて、コミュニケーションを通じて不安も解消されています。
Q2. 女性消防士として感じることは?
A2. 現場では「女性だから話しやすい」と言ってもらえることが多く、安心してもらえるのを感じます。ただ、長時間の活動では体力差もあるので、普段から運動して体力維持に努めています。
Q3. 女性消防士として伝えたいことは?
A3. 「女性消防士になりたい」と思ってもらえるように、まずは知ってもらうことが大事だと思っています。中学生や高校生にPRして、女性の活躍を広めていきたいです。
出産を経てさらに強くなった、いつかまた現場へ戻る
Q1. 結婚・出産後も消防士として働き続けることに不安はありましたか?
A1. 有明広域管内で結婚・出産を経験した女性消防士は私が初めてだったので、前例がなく不安もありました。でも、周囲が理解してくれて、調べながら一緒に環境を整えてくれたので、働きやすいと感じています。
Q2. 子育てとの両立で大変なことは?
A2. 朝はバタバタで大変ですが、夫と協力して乗り越えています。子どもが小さいと急な休みも必要になりますが、職場の理解があるので助かっています。
Q3. 現場復帰への想いは?
A3. 現場に憧れて消防士になったので、また戻りたい気持ちはあります。火災でも救急でも、どちらでも頑張りたいです。
詳しいお問い合わせは有明広域行政事務組合消防本部ホームページ(外部リンク)をご確認ください。
